黒龍Ⅲ
第11章

駿side







-駿side-






スー… スー… …




「…一命はとりとめましたので、
 あとは意識が戻るのを待ちましょう」



医師から言われたその言葉。




目の前で眠る智貴の姿。




そんな智貴を見て、



「…っ、智貴さんっ…!」


悔しそうに俯く竜聖に




「…うぅ、っ智貴っ…」



ただ、ただ涙を流し続ける浩貴。




そして、



「…」


静かに智貴を見つめる悠さん。





< 57 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop