黒龍Ⅲ






そんなことを考えながら
重たい体を起こすと、




コンコン、と
ドアを叩く音がするのと同時に



「失礼します」



と、整えられたスーツを着た
女の人が入ってくる。





「涼太様がお呼びです。

 準備ができ次第
 ダイニングルームに
 来るように、とのことです」



それだけ言うと、



「失礼しました」


と言って
部屋から出ていく。







< 6 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop