黒龍Ⅲ






ガラッ--



勢いよく開いたドアには
隼人の姿。



「っ、!

 麗さんがっ!!
 麗さんの居場所が分かった!!」




「「「っ!?」」」



「麗の居場所って!?」


隼人の言葉に動揺を隠せない俺たち。




「…昨日、

 闇天狗が無名の族に潰されたんだけど。



 

 …そこに、

 麗さんが居たらしいです」



そんな俺たちとは反対に
落ち着いているというか、


悲しそうな表情の隼人。




「無名の族って…」




「…







 白龍です…」





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