黒龍Ⅲ






「…それって、



 麗ちゃんは黒龍を
 潰そうとしてるってこと…?」




遥の言葉に、
一斉に表情が強張る。




「…っ、


 やっぱり、
 智貴をやったのは
 麗だったってことかよ…」



小さく、呟いた浩貴の言葉に
もう竜聖も反論できない。



「…仲間だと思ってたのに…っ、

 クソっ!!!」



立ち上がった浩貴は
涙を流していて、



「…、まだ決まったわけじゃない。

 浩貴、落ち着いて」



そんな浩貴を引き止める悠さん。



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