黒龍Ⅲ






…---




「こんなんでどうかな」


白龍の二人と話をしてから
早くも2週間が経ち、
俺は白龍に入るための準備をしていた。


「うん、いいんじゃない」


遥の言葉にホッとすると同時に


「っ…、

 …っぷぷッ、あーもうだめだ。



 駿が秀才キャラとか
 似合わな過ぎて、腹痛いっ!」


真っ赤にして笑い転げる遥に
怒りを覚える。


「…うん、駿さんには、見えない、です…っ」


遥の隣で必死に笑いを堪える竜聖。

そして


「駿くんだとは気付かれないと思うから、
 オールオッケーってことで…」


悠さんまで
口を押えて笑っている。





< 99 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop