恋愛スキルライセンス

「えー!?しおりさんも圭一を応援してくれるの!?」





しおりは照れながら俺に近づく。




「私はいつだって圭一くんの味方ですから…。」






こいつ…、何が目的でこんなとこまで…。






俺はもう完全にしおりを疑っている。




「あ、ありがとうしおり。」



俺は本音ではなくしおりにお礼をいった。






しかし廊下に出た四人の効果は絶大だった。






「え?あの二年生のアイドル的存在が男の前に…?」

「あれ?あんなかわいい子二年生にいたっけ??」




「慎二様ー!」




しおりと花蓮が目立つのは分かるけど、慎二にもファンいるのか…、なんか腹立つ。






「えー!?生徒会長立候補草食系でうぶー!!」





なっ!?俺のことかよ!




「うわあ、ほんとだ!他の堅物と違ってなんか純粋そうー!私こっちの演説にしよう!!」






「ああ、しおりさん!!こっちにも笑顔をー!」




「えっと、かれんさん?なんで君みたいな子を俺たちは見つけられなかったのだろう!!この一年間がもったいないー!!」





なにやら色々集まってきてくれた。
< 110 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop