恋愛スキルライセンス
「えー!?しおりさんも圭一を応援してくれるの!?」
しおりは照れながら俺に近づく。
「私はいつだって圭一くんの味方ですから…。」
こいつ…、何が目的でこんなとこまで…。
俺はもう完全にしおりを疑っている。
「あ、ありがとうしおり。」
俺は本音ではなくしおりにお礼をいった。
しかし廊下に出た四人の効果は絶大だった。
「え?あの二年生のアイドル的存在が男の前に…?」
「あれ?あんなかわいい子二年生にいたっけ??」
「慎二様ー!」
しおりと花蓮が目立つのは分かるけど、慎二にもファンいるのか…、なんか腹立つ。
「えー!?生徒会長立候補草食系でうぶー!!」
なっ!?俺のことかよ!
「うわあ、ほんとだ!他の堅物と違ってなんか純粋そうー!私こっちの演説にしよう!!」
「ああ、しおりさん!!こっちにも笑顔をー!」
「えっと、かれんさん?なんで君みたいな子を俺たちは見つけられなかったのだろう!!この一年間がもったいないー!!」
なにやら色々集まってきてくれた。