恋愛スキルライセンス

花蓮は無表情を続け、慎二はひたすら盛り上げる。


しおりは男子を怖がって俺の後ろにそっと隠れる。




「おいー!圭一!しおりさんはみんなのものだぞー!」



「うっさいわね男子!ほら草食系男子くん。なにか演説してよ。」




「圭一、だ。」




「圭一くんだってー!なんかクールで照れてるって可愛いー!!」




これだから女は嫌いなんだよ。




「うるさい、静かにしろ。」




「きゃー、怒られたー!やっぱりクール系なんだあ。」






俺は今思うことやこの学園で気になってることをひたすら本音で演説した。




具体的に変えたいか、どうすればいいか、それを慎二となら本当に実行できると思ったからだ。






「ああ、圭一様、なんて鋭くて知的でカリスマなのー。」




変な女子も一部集まってきたみたいだが、客はドンドン集まってきてくれて俺の応援もしてくれそうだ。


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