恋愛スキルライセンス

そしてついに生徒会立候補者の選挙投票!





なんと、俺たちは他の立候補者に打ち勝った!






全校生徒達は、最後の最後まで続けた俺たちの演説にかけてくれた。





生徒会のみなさんはやはり他クラスの生徒会立候補者に入れていた。




しかし決め手となったのが教頭と学年主任の加点、これが100点ずつ。




よって、俺たちは打ち勝ったのだった。





磯山も陰でものすごく応援していてくれたらしい。





「では新生徒会長となる圭一くん、なにか一言を…。」









「えーっと、僕たちは、…、

新生徒会を実行してゆきます!!」







自分で何言ってるのか分からなかったが、今までの良かった演説のおかげで全校生徒はその一言にファンファーレのような声援を浴びせてくれた。






花蓮は無表情ながらも少し機嫌がよく見える。





よく見ると口元だけ少し微笑んでいる。





「おめでとう圭一。」







花蓮、これでお前を守り続けることができる。






一人の女性を守るためにする決意、これって、ひょっとして、アレなんではないだろうか…。






俺がこの世で最も下らないと思っていたアレだ。








そんなファンファーレも終わり、事態は大きく急変する…。














[しおりさんも来ているから、僕からも君たちに祝福の言葉を贈りたい。放課後、多目的ルームへ花蓮君と二人で来るように。来ていただけない場合は慎二君としおりさんだけを祝福することになる。紀之。]
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