恋愛スキルライセンス

放課後、約束通り俺と花蓮は多目的ルームにきた。



丁寧に鍵までかけられていて、これは学級委員か生徒会しか開けられない。



中は黒いカーテンで防音。





あからさまな罠だった。




それでも友人が犠牲になるのは耐えられない俺は花蓮とその罠に飛び込む。








「コングラッチレーション!!圭一くん!!」





中には悪魔と、しおりがいた。





「け、圭一くん!!」





しおりは電極コードで縛られている。





「しおり!無事か!?」






しおりは泣きながら首をふっている。






「紀之、どうすればしおりを返してくれる!?」






紀之は不気味に笑っていた。




「返す?勘違いしないでよ?僕は君たちを祝福するんだ。」






祝福だと?
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