恋愛スキルライセンス

「お前もう中高一貫のクラスじゃないんだろ?じゃあそいつらとも会わないじゃねえか。」



「呼び出される…。」






恐怖、だろうか。そんな表情が花蓮の心を濁らせているようだった。






「クラスのみんなは待ってる。大丈夫だって!」





花蓮は無言で俯く。





「クラスは俺の隣でしかも一番はしっこだ!必ず俺が守ってやるからさ!」





「え?圭一が、隣?」





「ああ、おまえの前になんかオタクみたいなやつと、俺の前に変なギャルがいるけど、人畜無害さ!何言われようが俺が守ってやる。」





「……。」




口をあけないまま可憐はタンスに向かっていく。








すると突然スウェットをぬぎだした。





俺は咄嗟に反対を向き


「だ、だから、そういうことはあらかじめ言えって!!」



と怒った。





しばらくすると、

「いいよ、圭一。」
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