恋愛スキルライセンス
振り向けば、花蓮はうちの高校の制服に着替えていた。
「約束、絶対まもる?」
「あ、ああ…。」
「ほんと?」
「うん、うそついたら針千本飲んでやる。」
すると、花蓮は指切りげんまんの小指を向けてきた。
「針千本飲まなくていい。」
俺も小指をむすんだ。
「そのかわり、一本でいいから必ずのんで…。」
指切りが、こんなに恐ろしいなんて。
俺はところどころでてくる花蓮の恐ろしさにはまだまだゾクッとする部分がある。
指切った…。
「行ってきます!」
「いってきます…。」
ガチャン!
二人で部屋を出て学校へ向かう。