恋愛スキルライセンス
教室に戻ると、花蓮がいなくなっていた。
まさか例の男に連れ去られたのか!?
「おい美緒、花蓮みてないか!?」
美緒は全く知らない様子で音楽を聞いている。
イヤな予感がする。
しおりと手分けして探すようにした。
俺は教室周辺を見渡した。
やっぱりダメだ、どこにも見あたらない。
くそっ!その男の事きいておくんだった。
しかし、一階の食堂を見渡したとき、花蓮が見えた。
お!男といる!?
アイツは…、慎二か??
「おい慎二!!」
俺は花蓮と慎二の所へ駆け寄った。