恋愛スキルライセンス
そんな中、そのヤンキーが廊下を歩いてきたのにめがついた。
俺はすぐさま廊下に飛び出し、そいつの目の前に立ちはだかり、思い切り顔面を殴ってやった。
さすがにそいつも驚いていたが、さすがヤンキー、反撃が激しかった。
朝だったので止める先生も朝礼かなにかでまだこない。
周りにいるのはギャラリーだけだった。
俺は体力には自信があった。
勉強もスポーツもまじめに取り組んできたし、成績も優秀だからだ。
そんな俺が、こんな男に負けるはずがない。
暴力のケンカは久しぶりだったけど、なにか怒りと今までのストレスとかを全部ぶつける気持ちで殴りつけていたのかもしれない。
そいつからも何発か殴られたけど、怒りに支配されていた俺にダメージの概念はなかった。
やがてソイツはひるみ、座り込んでしまった。