A&Z
第10章
「楓!!」後ろから声が聞こえた。「何やってるんだよ!?楓」後ろを向いたら彼氏らしき人がいた。「紹介するよ!!彼氏の村井 真だよ!!」見た目は少し茶色い髪の毛で少しチャラい…「よろしくね」村井がいった。「こちらこそよろしくお願いします…」僕がいった。僕はそこで別れた。
その後の2年間はなにも起こらなかった。
大学生活4年目。この生活も飽きてきた。でもなんなら全てやって終わろう。
廊下を歩いていると反対側から見たことがある人が歩いてきた。少し顔が変わっていてあんまり分からなかった。だから何故か通り越してしまった。
その出来事が会った日から1カ月後。またその人と会った。と言うか同じ学部だった。
「あの?あの子の名前教えてください!!」とあの子の隣の人に聞いた。「えっとー…確か椎名さんだったよ」えっ椎名…聞いたことがない名前だ。「下の名前は?」「下の名前は確か…那未だった気がするよ」聞いたことがなかった。
でもあの顔は絶対にあの子だ。
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