A&Z
第11章
「あのー」僕は那未さんに声を掛けた。やっぱりあの人にそっくりだ。「何ですか?」と言われた。僕はこう言った。「豊田 朱美って人知ってる?」「知らない…何かゴメンね…」と彼女に言われた。だから僕は「そんなことないよ…」と言った。
大学を卒業した。だから僕は朱美の親の所へ言った。
「すいません~誰かいますか?」と僕がいった。すると奥の方から「はーい」と聞こえた。「あのーすいません…朱美さんいますか?」と僕は聞いた。すると信じられない言葉が帰ってきた。「朱美?その子誰?家にはそんな子いませんよ…」 と言われた。僕は何度も何度も聞いてみた。でも答えはいつも「いない」だった。
< 18 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop