ハチミツ色の恋
「…ックク…」
ん?
笑い?
そっーと彼の方を見ると、無表情な顔が笑顔に変わっていた
笑顔と言っても、口の端を少し上げてるだけだけど
「…笑ってる」
呆然とつぶやく私に気づいたのか彼は無表情に戻った
「俺だって人間、笑いもする」
彼は子供っぽく呟いてる
またもやそんな彼に顔が熱くなるのを感じる
平常心、平常心
「そ、そうですよね」
「あぁ」
なんだか今日は新しい彼の一面をみれている気がする
なんか大変だけど
とか思っていたら、
「ミルクティーとチョコレートケーキお持ちしました」
母の声が後ろから聞こえてきた