ハチミツ色の恋


「じゃ、じゃあ!カード作りますのでお名前を教えてください」


あぁ!動揺しすぎだよ

落ちつけわたしっ!

ギュっとペンを握って、彼を見上げる


「神原 夜風 _kanbara yokaze_」

よし、菅原 夜風っと

できた、とおもっていると


スッと彼が私のほうに乗り出してきた

なに⁉︎

「ちげぇ、神原のかんは神のほうだ」


「あ、はい、すいません」


びっくりした!

あんな綺麗な顔が目の前に!

っと、まぁそれよりかみね、かみ…

かみ?

しめすへんだっけ?

チョッンいるっけ?

どうした!学年5位の実力を見せて!

漢字検定準二級の実力はどこに⁉︎

バカ!私のバカ!

これくらいの漢字で!

「…どうした?」

ペンを握ったまま動かない私に彼は少し心配そうな声を掛けてきた









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