ハチミツ色の恋


「チョコレートケーキ、1つ。」


「へ……あっはい!」


思わずジッと見ていると、その人から声がかかってびっくりした


低音ボイスだけど、聞いていて心地よいそんな声


「あ、以上でよろしいですか?」


「……オススメ、は?」


無表情でも美しいその顔をこちらに向けオススメを聞く姿はなんだか、おかしい


無意識に笑ってしまっていた


「フフッ…」


そんな私に少し首を傾げる彼

ハッとすると、無表情ながらも困った顔をしているのがわかった


「あ、申し訳ありません‼︎」







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