天才極甘党系男子
【澄乃side】
それはいきなりだった。
わたしの携帯に咲和から連絡が入った。
「もしもし?どうしたの?」
『今、どこにいる?』
「えっと、友だちの家?」
あれから3日。
わたしは結局濱さんの家には泊まらないで好の家に泊まっていた。
濱さんの家に留まるのは、
店長にも悪いし、一応颯佑にも申し訳ない。
だからわたしは好のところで泊まった。
「どうかしたの?」
『颯佑が病院で倒れたみたいなの!行ってあげて』
「えっ…」
『お願いよ、もうあいつ全然栄養撮れてなくて…』
「わかった、様子見てくる」
様子を見るだけ。
見るだけ。
うん、見るだけ。