天才極甘党系男子
僕が高校1年生のとき、進学校には通っていたもののあまり通学はせず友達と遊ぶ日々だった。
仲間と出かけ、出会ったやつらと喧嘩する。
警察が追いかけてくるのを笑いながらバイクを走らせる。
そんな毎日が僕の中では最高だった。
こんな毎日なら医者にならない方がマシだ。
そんなことを思っていた。
気がつけばなんとなく仲間のリーダーみたいになっていて近所では名の知れた不良になっていた。
親には見放され、なにも期待されなくなり、
僕の不良行為は加速していった。
そんな時、仲間とコンビニの前で群れていると1人の女の子が横を通った。
僕たちがいても見向きもせず、怯えてる様子もなく、ただコンビニの中に入っていった。