天才極甘党系男子



よく見たら僕たちと同じくらいだった。


綺麗な顔のところどころにまだ幼さがある。


「いや、ただのナンパ」


「ふーん、遊んでくれんの?」


「あんたがその気ならね」


「遊んでくれるのなら付き合う」


あと、僕たちに似ているところがもうひとつ。


自由だった。


「名前は?」


「寿美乃。大持 寿美乃(おおもち すみの)」


彼女は…寿美乃はそれからよく会うようになった。


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