天才極甘党系男子
幼なじみと結婚なんて夢がある。
わたしは今日知り合って婚約者。
どうしてわたしなんだろう。
こんなにも、木元さんという素敵な人がいるのに。
「きっと付き合っていけば良さがわかりますよ」
「努力します」
「うん、それじゃあ点滴変えますね、落ち着いてきたみたいだし」
「はい」
木元さんの言ってることは本当なのかな。
点滴を変えている木本さんを横目で見ながらそう思う。
「ん?」
「木元さんってすてきですね」
あぁ、早く退院したい。
そうとも思った。