天才極甘党系男子
すると、颯佑は驚いたように目を見開いて優しく笑った。
久しぶりに見た。
颯佑の笑顔、ほんとに好き。
何回かしか見たことがないけれど、子どものように笑うから癒されるんだ。
「おーい、そこー、お客さんいますよー」
そう店長が言ってわたしは慌てて立ち上がった。
「ご、ごめんなさい!」
わたしは走って更衣室に入った。
慌てて顔を洗い、メイクをしなおす。
目が少し腫れているけどなんとかなるかな。
わたしはゆっくりとホールに戻る。