天才極甘党系男子
次の日の夜、彼は疲れた面持ちで帰ってきた。
「おかえり」
「ん…」
相当疲れているのか部屋に入ってすぐに浴室に入ってしまった。
きっと、今日も走り回っていたんだろう。
初めて会ったあの日みたいに。
みんなから、王城寺先生って呼ばれながら。
わたしは出てくるまで料理を温めて、
出てきて椅子に座ったと同時にお皿に盛り付けて出した。
「はい、どうぞ」
「…ありがと」
この前の話だとまだ医者になってから2、3年目なはず。
なのに、彼はもうみんなから信頼を得てるんだ。