天才極甘党系男子



「目を覚ますといいけど」


「僕も願ってます」


「大好きなのね」


「えっ」


大好き?


…それはない。


澄乃を見て考える。


「好きだから結婚するんじゃないの?」


「……いや」


「違うの?」


「好きになってから結婚する予定…だけど」


「なんかワケアリなのね」


ふふ、と笑って僕を見た。



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