天才極甘党系男子



今日会った人にここまで知られるなんて。


「僕、わかんないんですよね」


「えっ?」


「好きとか…恋愛とか」


もう、正直いいと思ってた。


寿美乃でいっぱいだった。


「僕の中で変わったけど、好きではないと思うんだ」


「…大切なんじゃないの?」


「大切、だな」


「それならそれでいいんじゃないの?今は」


僕は白須先生を見る。


「あたしさ〜バツイチなの。
医師っていう仕事を理解してくれてると思ってたけどいざ結婚ってなったら無理になったって言われて」


「…」


「理解して家で笑顔で待ってくれてるだけ幸せだって思った方がいいよ」



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