天才極甘党系男子
「咲和、こどもできたんだね」
「うん」
「かわいいんだろうな、2人の子供だもん!」
早く見たいな。
早く見て、抱かせて欲しい。、
「こども、ほしくなった?」
「…えっ?」
「結婚して、どこか行って、ゆっくりして、その中で、子供作ろうか」
「な、なんか恥ずかしいよ」
「澄乃、かわいいんだろうな〜。はやく抱きたいよ」
変態。
こいつは変態。
そう思いながらわたしは颯佑の話を聞く。
「子供は2人。女の子と男の子で。
好きなこと、させてあげたいな」
「颯佑」
「…父さんみたいには、なりたくない」
それは、心からの声。
そんな気がした。
未だに、お義父さんとのことは解決できていない。
きっと、心にもつっかえがあるんだろう。
わたしは颯佑の頭をなでた。
「大丈夫、なれるよ」