天才極甘党系男子



「えっ?」


「絶対に、いいパパになれる」


「…澄乃がいたら、なれるかも」


「うん」


笑いあって、キスをする。


「じゃあ、僕行くよ」


「うん」


「…これからも、僕に聞きなよ、なにかあったら」


「えっ?」


「病気のことはわかるけど、気持ちはわからないから…僕」


「大丈夫だよ、」


「無理はすんな」


たまに命令口調になる。


それにわたしはキュンってして。


「しないってば」


自然と笑顔になる。


「じゃ、明日」


「うん、また明日ね」



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