天才極甘党系男子
次の日。
面接のために家を出る。
買い出し以外外に出るのは初めてかもしれない。
「よし!」
高校の時のバイト面接を思い出す。
この少しドキドキした感じ。
わたしはすぐに応募した場所に着いた。
「いらっしゃいませ」
そこにはわたしと同じくらいの歳の人たちが働いている喫茶店。
のようなところ。
漫画喫茶のような喫茶店だ。
「あの、バイト面接を申し込んだ者ですが」
「渡辺澄乃さんですね、奥にどうぞ」
案内されたとおりに奥に行くと、周りのこの造りからは想像できない金髪の少し歳上の人が座っていた。
「どうぞ、座って」