天才極甘党系男子



そんなこんなでグダグダ話して帰ってくると、もう10時を回っていた。


「楽しかったな〜」


ふと、誰もいない部屋を見てそう呟いてしまう。


友だちがいない周りの環境に、わたしは結構飢えていたみたいだ。


一応、濱さんとかはいるけど気軽に話せる相手、というわけではない。


木元さんもそういうのじゃないし。


てか、あれから話せてないし。


「つまんない…」


正直、そんな感じの生活だと今日気づいてしまった。



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