結婚前夜~過去はおいていこう~
怖くて、明け方逃げ出た。
連絡を絶った。毎日何処かで見られてる気がして
会社帰りは同期や先輩に送ってもらっていた
でも捕まった・・・。戻ったあいつの家に・・・

私は感情を無くしそうになっていた。
食事にっても、デートと言って外出しても、
何にも感じなかった。楽しくなかった。
突然のプレゼント。いらないといっても渡された。持たされた。
何もいらなかった・・・。もうやめてほしかった。
ただ日々が過ぎてほしかった。


向こうは必至で別れたくないというが、私は嫌だと何度も言った。
その時、手を挙げられた。パンという音と一緒に頬に痛みが。
「うわぁ~最低」
「あいつ必至やな」
そこで、私の糸が切れた。
「別れてください。」と言った。


「叩かれたのは知らんかったわ」
「なんで相談してくれへんかったん?」

「自分で何とかしたかったから」

でもそこから私がかえってきた。
気もはらず、強がることもなく、泣き虫にはなったけど、
笑う日々が続いた。

「そして今の彼とハッピーエンド」
「いや・・・まだある・・・」
「えっ?」
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