陽のあたる場所
「ショウマお前こんなとこで何してんだよ?」
「高円寺つったら洋服買いに来たに決まってんだろ。
それよりケンジは?
あ~そっかぁ。ケンジ高円寺住んでるって言ってたよなー。
俺笹塚だからさー、自転車でこれんだよねー」
「あぁ、そうだったな」
確か高校入ってすぐ、家が近いだのなんだのってショウマが一人で話してたな。
それで、俺が一人暮らししてることをなんとなく流れで話したら、次の日別の知らないやつに、いろいろと聞かれたんだった。
ショウマには気を付けないとな。
「あー良く見たら渋谷で一緒だったコじゃ~ん。
初めまして、俺ショウマ。ケンジの高校の友達です」
「どうも、初めまして」「親戚のコなんだよね?」
答えようとするヒナタを押しのけて俺が答えた。
「あぁ。いとこなんだ。
高校卒業したら、東京で働きたいから、家決まるまでうちに泊めてやれって母さんが」
一気に話した俺の顔をヒナタは驚きの顔で見上げた。
「あーそうだったんだぁ。
いいなぁ。こんな可愛いコと二人きりなんて。
名前なんてゆーのー?」
「ヒナタってゆーんだ」
「お前にきいてんじゃねーの。
ヒナタちゃんに聞いてんの」
「あ、うん。私ヒナタ」
「友達になろーよ」
ヒナタはなんて答えていいのか伺うように俺の顔を覗いてきた。
「ほら、困ってんだろ」
「、、、、、いいよ。友達になっても」
ヒナタが小さな声で答えた。
「やった~。じゃあ、今日ケンジんち俺も連れてってよ。
夕飯つくんだろ?それ」
俺の両手に下がってる大きなビニール袋を指差して言った。
別にうちに友達を入れたくないとかそんなことはないが、今や俺とヒナタの生活空間に、何か異質な人間が入ってくるのは正直気が進まなかった。
ましてや相手がコイツなら尚更だ。
しかし、『いとこ』がうちに泊まっているのに、友達をうちに入れられない理由が思い浮かばなかった。
「高円寺つったら洋服買いに来たに決まってんだろ。
それよりケンジは?
あ~そっかぁ。ケンジ高円寺住んでるって言ってたよなー。
俺笹塚だからさー、自転車でこれんだよねー」
「あぁ、そうだったな」
確か高校入ってすぐ、家が近いだのなんだのってショウマが一人で話してたな。
それで、俺が一人暮らししてることをなんとなく流れで話したら、次の日別の知らないやつに、いろいろと聞かれたんだった。
ショウマには気を付けないとな。
「あー良く見たら渋谷で一緒だったコじゃ~ん。
初めまして、俺ショウマ。ケンジの高校の友達です」
「どうも、初めまして」「親戚のコなんだよね?」
答えようとするヒナタを押しのけて俺が答えた。
「あぁ。いとこなんだ。
高校卒業したら、東京で働きたいから、家決まるまでうちに泊めてやれって母さんが」
一気に話した俺の顔をヒナタは驚きの顔で見上げた。
「あーそうだったんだぁ。
いいなぁ。こんな可愛いコと二人きりなんて。
名前なんてゆーのー?」
「ヒナタってゆーんだ」
「お前にきいてんじゃねーの。
ヒナタちゃんに聞いてんの」
「あ、うん。私ヒナタ」
「友達になろーよ」
ヒナタはなんて答えていいのか伺うように俺の顔を覗いてきた。
「ほら、困ってんだろ」
「、、、、、いいよ。友達になっても」
ヒナタが小さな声で答えた。
「やった~。じゃあ、今日ケンジんち俺も連れてってよ。
夕飯つくんだろ?それ」
俺の両手に下がってる大きなビニール袋を指差して言った。
別にうちに友達を入れたくないとかそんなことはないが、今や俺とヒナタの生活空間に、何か異質な人間が入ってくるのは正直気が進まなかった。
ましてや相手がコイツなら尚更だ。
しかし、『いとこ』がうちに泊まっているのに、友達をうちに入れられない理由が思い浮かばなかった。