嵐のNO風
迷惑


次の日、登校すると二人組の男子に声をかけられて何故か拉致られるハメに。

『へ~。あれが、噂の美女ね~』
『なかなか、いいんじゃない』
『お~い。櫻子、あれがお前の言っていたやつか~?』
…………。間違いなく私のことじゃん!
『そうよ。会長もおきに召されると思うわ』
このままだと、嫌な予感しかしない……
寒いな……
何気なく、教室を出ようと扉を潜るとき……
ガシッッ!!!!!。
『え。?』
振り向くと……
はい。捕まりました。
『なんすか?』
『アハハハハッ!君、僕達のこと知らないの?』
『オイオイ、お嬢さん言葉づかいには気をつけようね~?』
『その言葉、そっくりそのままお返しするわ。で、そろそろその手、離して下さいます?』
『はい、お持ち帰り決定~』
『櫻子、悪いが……』
『はい。承知しております。』
え。何この勝手に話すすんでる感じ……
入るタイミングさえ無いわ……
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