嵐のNO風
燃焼


んんっっ……。
『痛いっっ……』
ん?誰?
あ、そうだ私、拉致られたんだ……

『ん?あ、お姫様のお目覚めかな?』
『ちょっと何なの?』
『これ、君のケータイ?』
『そーだけど……?』
『ごめんね、借りるわ。
…………あ、もしもし?えらく腹立ってるじゃねぇか。ホヤホヤのお姫様預かってるぞ』
ホヤホヤって…………苦笑。

『あいつらがここまで来るのに何分かかると思う?』
『さぁ……。まだ、名前も知らないのにそんなの分かるわけないでしょ。』
バンッッ!!!!!

『え。?』
『何しにきたの?』
『お前を迎えに来たに決まってるだろ。』
やっと今、理解できた。
私は、こいつらの寵愛姫だ……
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