お目覚めは甘いkissで

「えっ。ど、どうしたの?」

「しばらくこのままでいて。」

そう言った上条くんの顔は辛そうで
泣きそうで。自分の中で何かと
戦っているようにも見えた。

あぁ。上条くん熱があるのかな?

だから、こんなことするのかな。

私の鼓動がはやくなっているのも、
体調が悪いせいにして見てみぬフリをした

近くに感じる体温に安心したのか
私はいつの間にか眠っていた。
< 38 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop