お目覚めは甘いkissで
「お前こそ、泣きたいときは
俺のそばで泣けよ。…美桜。」

気付いたらそう口走っていた。

目を見開いた如月はふわっと笑って

「上条くんって優しいんだね。」

なんて言うから、らしくねぇこと言った。
なんて後悔して、少し赤くなった顔を
隠すように目線を逸らし

「別に。んなことねぇ。」

と、呟いた。

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