恋の授業。



無理…?

…ヤツれ…?



「え…な、ど、どうゆうこと?」



「も〜くぅー」



理解の遅いワタシに対して、あちゃ〜という顔を見せるマリ。



「なんか、我慢してたり、我慢するのが面倒になって仏みたいになっちゃったり、してない…?」



綾子は目が点のワタシを焦らずにゆっくり待ってくれる。



我慢。
我慢?
仏…って!ぷっ!



「もう、この際ハッキリ言っていい?違うなら違うで、気にしないでくれていいから。決めつける気はないから。」



綾子の吹っ切れたような物言いに緊張して変な汗が流れる。



「う、うん…わかった…。」



2人に何を言われるのかこわい…。



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