恋の授業。

…ぅっわ…
完全に困ってる…
でも…でも………



もうここまできたら言うしかない！
気合を入れ直した。



「それでー…毎日、思い出すようになって…、それが1日何回にもなって…」



ぅぅぅ…やっぱちょっと恥ずかしいゃ…




それでもワタシは、ワタシの気持ちを伝えたい。



「何でだろう？って考えたんだけど。」



「………」



「それはやっぱり…」



「………」





「…やっぱり、ホクロメガネさんには本当のワタシを出せるから、特別？みたいな…そんな感じなのかな？って。…でも、ちょっと違うかもな？みたいな。」





ここまでずっと1人でしゃべっていたワタシは、ふと横を見る。



ホクロメガネの表情は若干眉間にシワを寄せて、初めて見る顔だった。



…あははー。ワタシ困らせてる。

でも……



「それで、まぁわかんないからそれは置いといて、結論としては…」



「……」



相変わらず黙ったままだ。



「これからまた会えるようになったとしても、もう2度と会えなくても、もし会えた時には、この気持ちは伝えよう！って思ってたの！」