恋の授業。



「で?それだけ?!」



マリの勢いは止まらない



「いや、え…っと、それと、…ワタシと、もっと話をしてみたい…って、言ってくれてた、かな。」



「うひゃーーー!」
「うおーーー!」



二人の声が重なって大きさが半端ない。
ワタシは反射的に口に人差し指を当てて二人を睨んだ。


ワタシからは見えない位置でお弁当を食べている森川君の反応が怖すぎて、絶対に振り返れないと思った。



「もーっ!もーってば二人とも、ホントやめてよねっ?!もうこれ以上話さないよ?」



脅してやった!



「ほほぅ、じゃあ、それ以上があるってことだね?」



…っ!しまった。墓穴を掘った…(泣)



その後はもう観念して、朝起きて気付いたメールのことや、登校中の事を話した。

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