恋の授業。




まぁ…ぐちゃぐちゃ考えててもしょうがないでしょ。
そうだよワタシ!
今までも終わったことはバッサリ捨ててきたじゃん!



自分にカツを入れてマリにメールを作りはじめた。

事の次第は大まかな説明でもマリには充分伝わるだろうと思うと、森川君に誤解を解きたくてメールを作ったときと比べるとなんてラクなんだと気が抜けてしまう。



終わった事としてメールを送った後、『穏やかな笑顔』を用意してリビングへ向かった。

既に帰ってきている父親に、お帰りなさいと言うと、空ちゃんもお帰りと笑顔で返してくれるけど、この笑顔はワタシと同じ『穏やかな笑顔』という印象。



でもこれはでいいんだと思っている。

ワタシはこれ以上の関係を望んでいないし、これが問題になったこともないんだから相手もそうだろう。



そうそう、仕方のないことは考えても無駄。
ご飯食べて、お風呂入って、今日はゆっくり眠ろう!


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