桜咲く頃また君に会えたなら
七分咲き
桜はいつもより早く起き支度をしていた
今日は沙帆の家でお花見をする日
桜は楽しみであまりねれなかった
ーコンコン
「はい」
「桜様着物をお持ちしました」
部屋に入ってきたのはミールだった
ミールから着物を受け取りお礼を言った
今日の為にキェネルが用意してくれていた
着物は白がベースで所々に桜が描かれており帯は薄いピンクだった
しばらくしてから桜は沙帆の家に向かうためキェネルと車にのっていた
「キェネル一つ聞きたいことがあるんだけどいい」
「なんだ」
「沙帆さんってキェネルの婚約者だよね…」
「あぁ」
「沙帆さんのこと好きじゃないでしょ」
「だから何だ」
「話したくなかったらいいよ」
そのあと車のなかは静かになった
桜はいつの間にかねていて起きた頃には車の扉が開いていた