桜咲く頃また君に会えたなら
・キェネル・
キェネルは桜と分かれてから沙帆を探していた
沙帆に気持ちを伝えるために…
ちょうど大きなテーブルの近くで沙帆を見つけ近づいた
「沙帆話したいことがある」
「わかりましたわ…どこかに移動しますか」
「あぁ」
「遠くになるといけないからテラスに行きましょうか」
「…」
テラスには可愛らしいテーブルと椅子は白が特徴的でテーブルクロスは薄ピンクと今日のこてを考えて設定したんだと思う
こうゆうところで話をするのは正直言ってつらかった
「ここでいいかしら」
「はい…突然で申し訳ありませんが婚約を破棄していただけないでしょうか」
「なぜですか」
想像していたより沙帆さんはびっくりしていなかった
「大切な人がいるんです」
「どなたですの」
「沙矢川明里です…清藤家との縁談は宮鬼家にとってありがたいことでしたがなかったことにしていただけないでしょうか」
「わかりました…私からお父様にお話をつけておきます」
「ありがとうございます」
「こんなところでは楽しめないわ戻りましょう」