桜咲く頃また君に会えたなら
ーキーンコーンカーンコーン
「7限終わるぞ!」
7限が終わり放課後になったが私にはまだ1限かと思うくらい授業に集中できなかった
「ただいま!」
「あぁ」
家に帰るといつもいるミールがいなく代わりにキェネルがいた
「キェネルはやいね!」
「あぁ」
「キェネル…あのさぁ私……」
「人間に恋したか?」
「え?なっなんで…」
「図星かよ」
「…うっ」
「お前昔から分かりやすいんだよ」
「ですよねー」
「お前もう帰れ」
「え?なんで!」
「禁忌」
天界の者が人間界の者に恋をする事は禁忌だと言われている。
「……だっ……だから何なのキェネルだって」
「俺は違う明里はティーナだ」
「証拠はなんなのよ!!」
「今はない…」
「じゃあキェネルも帰るべきじゃない」
「分かった明日帰るぞ」
「え?明日!!私帰らないよ」
「俺が帰ったら文句ないよな」
「………」
「俺から話を付けておくお前は部屋を片付けとけ」
「キェネルごめんさっき言ったこと取り消すだから…」
「禁忌を起こしたのは変わらないかといって見過ごすわけにはいかないもちろんまだ証拠をみつけられていない俺だって同じだいいな」
「分かった」
誰にも伝えず次の日人間界を後にした