桜咲く頃また君に会えたなら


翔へ 

これを呼んでるとゆうことは桜にあったということだな


覚えていないと思うがおまえが4歳くらいのとき「庭の桜の前に女の子がいる」と言っていた。
それから家に来るたび桜と遊んでいたな、あの事故がおこるまでは、あの事故以来おまえは誰にも心を開かなかった。桜にもあわなくなったそのうち桜のことも忘れてしまった。
そして私のところにも来なくなってしまった。
翔お前に私の家と土地をやる清藤家にお世話になる今のお前には必要ないかもしれないが記憶を取り戻し余裕ができたら来なさい
何もできない祖父を許してくれ翔といた時間楽しく過ごさせてくれてありがとう


祖父 坂川修二
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