桜咲く頃また君に会えたなら
三分咲き
次の日


・桜・


~宮鬼家 桜の部屋~


ーチュンチュン


いかにも春らしい鳥達がないていた


鳥達の声はとても心地よかった


鳥たちの声とカーテンの隙間から射していた光を浴び、桜は目覚めた


「あれ?もう朝…」


桜はカーテンを開けまぶしいのか目を細めていた


-コンコン


桜は返事をすると扉が開いた


「桜様おはようございます朝食の用意が整いました」


入ってきたのは宮鬼家のメイドの一人ミールだった


「あ…ありがとう」


そうだったここ私の家じゃなかった


どうしよう居候して1日目なのに…


桜は朝食の前に自分の身支度をしていた


「桜はいるぞ」


「えっちょっと待って…ってふつう返事が帰ってきてからあけるでしょ」


「別にいいだろ」


「よくない」


「ほら飯」


飯ってちょっと言い方あるでしょう!! 


キェネルの言い方になっとくはできなかったが朝食を運んでもらったのでお礼をいった


キェネルは手紙を桜にわたした


「今朝ポストに入っていた」


「…」


送り先をみると母の名があった


母は私が人間界に行くことを反対していた


反対しなかったら私の家の別荘に泊まろうと思っていたけど


家を飛び出し宮鬼家を頼って居候させてもらっている


キェネルは私の手から手紙をとり封を開けた


「ちょっとなにするの返してよ」


「ちがくてほらみてみろ」


桜はキェネルの言うとおり封筒のをみたするとそこには宮鬼キェネルと書いてあった


「ごめんなさい…わ…私先に学校に行っておくから」


「あ…うん」


キェネルは自分の部屋に帰り手紙をよんだ




Dear.宮鬼キェネル 様


 お久しぶりです。桜がそちらでお世話になっているとお聞きしお手紙を書きました。
 桜の花がすべて散ってしまう前に桜をこちらに帰るよう声をかけておいてくださいお願いします。


from.桜の母 ローズ





手紙をよんだキェネルは桜のいる学校へと急いだ

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