秘密

視点は戻り、一磨。



一磨「………チッ。
早乙女君は、まだ〜?」

男子「…………ヒッ!!
ま、まだみたいです!」



早乙女が遅い事に苛立ちを感じて居た。
時間もあまりねぇのに……、まだかよアイツは!


急げ!!



と思った瞬間。
購買の入り口から、声がした。



男子「一磨さんっ!!
連れて来たッス!!!」



男子生徒に押されて入って来た早乙女を見た一磨は、ニヤリッと笑い、一言。



一磨「良く来たな。イオ」

伊織「は…………?!ちょっ!?あ…」



何か言おうとした早乙女の事を無視し、俺は大声で言った。



一磨「おぉーーい!!!女子の皆さ〜ん !!
ここに、超イケメン"転校生"の早 乙女伊織君がいるよ〜〜!!!!
彼は海龍って云う族の、総長をし てるんだってー。

それに、成績優秀。頭脳明晰。容 姿端麗。スポーツ万能。
最強項目だよーー!!
彼、彼女居ないから!どうかな !!」




そう言うと、棗に群がっていた女子は、今度はコッチに来た。


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