秘密

次に起きたのは、外が紅色に染まる。
午後6時30分。



棗「嘘だろ……
どんだけ寝てんだ。俺……」



そう呟き、ベッドから出た。
ベッドから出た俺はシャワーを浴びカーキ色のハーフパンツと、赤いTシャツに着替えた。



棗「彼処に行こうかな。
今日はあまり気乗んないしね」



と言いながら、外に出る為白いパーカーを羽織った。


短い金色の髪を、後ろの上の方で一つ結びにし、前髪を右寄りに分けて、赤いピン2つをクロスして止める。



棗「赤、か。
もう慣れてる筈なんだけどね。
どうした事か………」



赤いスニーカーをはいて、爪先をトントンと叩き、玄関の扉を開けた。

< 41 / 113 >

この作品をシェア

pagetop