秘密
次の日。

俺は学校へ行った。最近は仕事が来ないから、学校に行く事が増えている。

まぁ、学生だから行かないといけないんだけど、俺は行く必要が無い。


もう大学院卒業したしね。




まぁ、お爺様の命令だし………。




男子「あ!おはようございます!!!
棗さん!!!」



校門を潜り、早速男子生徒からの挨拶。



女子「「キャ~~~~~~~~~~~~!!!!!
棗様ぁ~~~~~!!!!」」



女子共の悲鳴に近い声。


来てみれば何もかもが……いつも通りだった。

そう、何もかも。可笑しい程に普通。




でも、一磨に会う事が辛く感じる。


俺の所為で……。
「俺が話すと一磨が苦しむ」って云う勝手な判断で、逆に一磨を苦しめてしまってる。


それだけが、いつも通りじゃない。
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