秘密
棗「なぁ、白部。
お前、俺の事どう思う?」
少し哀しげな色を浮かべた。
白「えっ…………
棗坊っちゃまは………」
棗「俺は?」
そう言いながら、ベッドから立ち、白部に迫る。
棗「ねぇ、俺は……何?」
白部を、壁まで追い詰め、俺は、壁に手を付いた。
(コイツ、普通に壁ドンしやがるなぁ/by作者)
何?何か言った?
(何にも?/by作者)
ふーん。あ、そう。
さっきの言葉、もう一度言ったら…………お前の"ソレ"、潰すよ?
(ハイ……/by作者)
棗「なぁ!?
お前は……お前は何で俺を通して、"アイツ"を見るんだよ!!」
白「…………な、何を言って……」
俺は、白部の言葉を遮った。
もう、演技じゃ無かった。
全部、"本心"
棗「分かってんだよっ!!
お前が、俺を通して、父上様を見てることは………分かってんだよ!
………菜花(ナノハ)」
白「な、んで………分かって………
…………私の……本名……………」
コイツは俺に、白部 舞(シラベマイ)と名乗った。
でも、その名前は違った。
舞は、コイツの………菜花の…双子の妹。
棗「菜花。お前の妹の舞は、俺の父上様に……………………
殺サレタンダロ?」