秘密
同時刻。

何色にも染まらない悪魔は、必死に手を紅く染めた天使を、探していた。




「棗!!!何処なんだよ………!!
お前、何処に居んだよ!!!!」




棗と鹿原、そして棗の父と組員がいる繁華街に居た。


そして、

















パンッ!!!!
パンッ!!!!!














二つの銃声は、繁華街全体に鳴り響き、
何かが陥ちた。






悪魔は、音のした方に走りだした。






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